スタートガイド

導入から最初の変換までの手順

出力フォルダーを指定し、変換するファイルを追加して「エンコード開始」を選択すると変換を開始します。サーバーの構築も Web 画面の設定もコマンドの入力も必要ありません。

導入から最初の変換まで

キューとジョブ

キュー

変換するファイルを追加する一覧です。追加したファイルは「待機」としてキューに並び、順番に変換されます。

ジョブ

キューに並ぶ 1 件ごとの変換です。ファイル 1 本が 1 件のジョブになり、進捗・残り時間・結果はジョブごとに表示されます。

1 初回のみ

インストール

インストーラーを実行し、画面の案内に従ってインストールします。外部ツールの取得と Windows サービスの登録は、インストールの途中で選択できます。ZIP で導入する場合は、展開したフォルダーを任意の場所に配置します。

インストーラーのオプション画面。
外部ツールの取得と、Windows サービスの登録の選択です。
2 初回のみ

外部ツールの取得

外部ツールは、ライセンス上の理由により同梱せず、配布元から直接取得します。インストーラーではインストールの途中で取得でき、ZIP で導入した場合は起動後に「ツール」メニューの「外部ツール」から取得します。FFmpeg が見つからない場合は、メイン画面の表示後に外部ツールの画面を自動的に開きます。

必須は FFmpeg のみです。NVEncC・QSVEncC・VCEEncC は GPU でエンコードする場合に使用し、GPU 用の外部ツールがない場合は CPU で変換します。libVLC は個別調整の画面で使用し、未配置の場合は個別調整(クロップ・トリミング・字幕スタイル)を使用できません。

外部ツールの一覧。
外部ツールの一覧です。必要性・状態・導入済みのバージョン・配布元の最新バージョンを確認し、「取得」で配布元から取得・更新できます。
3 任意

Windows サービスの登録

ログオンしていない状態や画面を閉じた状態でも変換を続ける場合は、Windows サービスとして登録します。インストールの途中で選択できるほか、インストール後に「設定」の「サービス」からも登録できます。登録時に管理者権限の確認画面が表示されます。

登録には FFmpeg が必要なため、外部ツールの取得の後に行います。「設定」から登録した場合は、画面が終了し、サービスが開始します。

設定画面のサービスにある、登録・削除・再起動のボタン。
登録・削除・再起動のボタンです。設定画面のサービスから実行します。
4

出力フォルダーの指定

変換したファイルを保存するフォルダーを指定します。画面上部の「出力フォルダー」へ直接入力するか、「参照」から選択してください。手動で追加したファイルは、出力フォルダーを指定するまで変換を開始できません。

同名のファイルがある場合は、ファイル名の末尾に連番を付けます。

メイン画面の「出力フォルダー」欄と「参照」ボタン。
「出力フォルダー」欄と「参照」ボタンです。
5 任意

プリセットの選択

画面上部のプリセットの一覧から、変換に使用するプリセットを選択します。用途別に 5 種類を用意しており、内容の変更や追加は「プリセット編集」で行えます。

ファイルを追加した時点でそのファイルのプリセットが確定します。複数のプリセットを使い分ける場合は、プリセットを切り替えてから追加するか、追加後にジョブを右クリックして「プリセット」から変更してください。

画面上部のプリセットの一覧と、キューのプリセット列。
プリセットの一覧と、各ジョブに確定したプリセットの列です。
6 任意

GPU と並列数の設定

起動時に検出した GPU は、既定の並列数で自動的に有効になります。必要に応じて「設定」の「エンコード」で、使用する GPU や GPU ごとの並列数を変更できます。ライセンスキーを登録していない場合、同時に使用できる GPU は 1 基です。

並列数の目安は「設定」の「ベンチマーク」で測定できます。

設定のエンコード画面にある、GPU ごとの並列数を指定する一覧。
GPU の一覧です。チェックを入れた GPU を使用し、並列数はその GPU で同時に処理するジョブ数です。
7

ファイルの追加

変換するファイルまたはフォルダーを、ウィンドウへドラッグ&ドロップするか、「ファイルを追加」「フォルダーを追加」から追加します。フォルダーを追加した場合は、サブフォルダーを含めて動画を追加します。

ファイルを追加した直後のキュー。
追加のボタンです。追加したファイルは、待機としてキューに並びます。
8

変換の開始

画面上部の「エンコード開始」を選択し、確認の画面で「待機中のみ」を選択すると、変換を開始します。設定の並列数に応じてジョブを割り当てます。

変換中は、ファイルごとの進捗と残り時間、全体の完了予定時刻と残り時間を画面に表示します。ジョブをダブルクリックするとそのジョブのリアルタイムログを表示します(「音声」「字幕」の列ではトラックの選択の画面を開きます)。

変換中のキュー。
変換中の一覧です。進捗、FPS、経過時間、残り時間をジョブごとに表示します。

各機能の操作と設定の詳細は、ユーザーマニュアルに記載しています。

実行中の自動制御

処理が途中で停止しないよう設計しているため、実行中に画面を監視する必要はありません。

完了予定時刻の自動算出

実行中のジョブの進捗から完了予定時刻と残り時間を算出し、状態バーに表示します。所定の時刻までに完了する見込みかどうかを判断できます。

元ファイルと既存ファイルの保全

変換で元ファイルを書き換えず、既定では元の場所に残します。出力フォルダーに同名のファイルがある場合は連番を付け、既存のファイルを上書きしません。

CPU フォールバック

GPU で処理できない指定のジョブは、CPU フォールバックにより自動的に CPU で処理します。CPU フォールバックの発生は、画面の一覧とログの双方に記録します。主な条件は下表のとおりです。

未完了分からの再開

キューは自動的に保存されます。次回の起動時に「エンコード開始」を選択すると、未完了のファイルから処理を続けます。中断時に変換中だったファイルは、先頭から再変換します。

確認ダイアログの抑止

変換中は、応答を求める確認ダイアログを表示しません。変換に失敗したジョブがあっても次のジョブへ進み、失敗は一覧の赤色の行と画面下部の件数で確認できます。

スリープの抑止

既定では、変換中は PC がスリープ状態へ移行しないよう制御します。設定で無効にできます。ディスプレイの消灯は抑止しません。

CPU フォールバックの条件

変換前に CPU へ割り当てる条件
  • その GPU にエンコード回路がないコーデック。VP8、MPEG-4 Part 2(Xvid)、WMV 8、Theora は CPU を使用します。VP9 と MPEG-2 は Intel の GPU のみが対応し、NVIDIA と AMD の GPU では CPU を使用します。
  • NVIDIA の GPU の解像度上限を超える指定。H.264 は 1 辺が 4096 ピクセル、HEVC と AV1 は 1 辺が 8192 ピクセルを超える場合です。
  • 画像形式の字幕(PGS など)を、別のコンテナーへ移す指定。
  • 起動後に、その GPU で出力できないと判明したコーデック。本製品を再起動すると再判定します。
GPU で失敗した後、CPU で 1 回だけ再実行する条件
  • GPU セッション上限に達した場合。
  • GPU が非対応のエラーを返した場合。
  • 原因を特定できない失敗。
CPU フォールバックの対象外
  • 入力ファイルの破損、出力フォルダーへの書き込み不可、空き容量の不足、外部ツールの未配置は、CPU で処理しても解消しないため、CPU フォールバックの対象外です。

上書き・移動・削除処理

  • 完了済みのジョブを右クリックメニューから再エンコードする際、確認ダイアログで「上書き」を選択した場合に限り、前回の出力を置き換えます。「別名で作成」を選択すると、連番を付けて出力します。
  • フォルダー監視の「エンコード後の元ファイル」で「processed フォルダーへ移動」「ごみ箱へ移動」「削除」のいずれかを選択した場合に限り、変換の成功後に元ファイルを移動または削除します。既定は「元の場所に残す」で、取り返しのつかない指定は設定の保存時に警告します。

再開時の動作

  • キューは、1 件の完了ごと、フォルダー監視での取り込み後、実行の終了時、本製品の終了時に自動的に保存します。
  • 既定では、起動時に自動では再開しません。前回の実行が中断していた場合は、復元した件数を画面下部に表示します。「エンコード開始」を選択すると再開します。
  • 完了済みのファイルは再変換しません。中断時に変換中だったファイルは、書きかけの出力を破棄し、先頭から再変換します。
  • 強制終了や電源断で書きかけのファイルが出力フォルダーに残った場合は、次回の変換で同じ名前のファイルへ上書きして出力し直します。
  • Windows サービスとして登録していない場合、本製品を終了すると実行中の変換は中断します。「通知領域に格納」をオンにした場合は、閉じるボタンを押しても終了せず、変換を続けます。